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コラム
「長年依頼してきた産廃業者から値上げの通知が届いたが、この金額は相場通りなのだろうか」
「工場から出る廃棄物の処理コストを見直したいが、どこに相談すればよいかわからない」
こうした悩みを抱えている事業者の方は少なくありません。
産業廃棄物の処理費用は、廃棄物の種類や量、処理方法、依頼する業者によって大きく異なります。相場を把握しないまま契約を続けていると、知らず知らずのうちに割高な料金を支払い続けている可能性もあります。一方で、極端に安価な業者に依頼すると不法投棄などのリスクを抱えることになりかねません。
本記事では、明石市における産業廃棄物処理の料金相場を品目別に詳しく解説するとともに、収集運搬費の考え方や信頼できる業者を選ぶためのチェックポイントをご紹介します。コスト管理と適正処理の両立を目指す事業者の皆様に、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
産業廃棄物の処理料金は、一律に決まっているわけではありません。廃棄物の種類(品目)、排出量、処理の難易度、そして依頼する業者によって金額が変動します。
たとえば、同じ重量の廃棄物であっても、リサイクルしやすい金属くずと処理に手間のかかる建設混合廃棄物では、費用に大きな開きが生じます。また、業者ごとに保有する処理施設や運搬車両、営業エリアが異なるため、同じ品目でも見積もり金額に差が出るケースは珍しくありません。
そのため、自社の廃棄物がどの品目に該当し、おおよその相場がいくらなのかを事前に把握しておくことが重要です。相場感を持っていれば、業者から提示された見積もりが適正かどうかを判断しやすくなり、複数社を比較検討する際の基準にもなります。
ここでは、明石市周辺における産業廃棄物の処分費用相場を品目別にご紹介します。なお、以下の金額はあくまで目安であり、実際の費用は廃棄物の状態や量、処理業者によって異なる点にご留意ください。
木くずは建設現場や製造業で多く発生する品目の一つです。チップ化してボイラー燃料や堆肥原料として再利用されるケースも多いため、比較的処理費用は抑えられる傾向にあります。
処分費用の目安は、木くずで5〜15円/kg程度、紙くずで8〜20円/kg程度、繊維くずで10〜25円/kg程度です。ただし、塗料や接着剤が付着しているもの、異物が混入しているものは割高になる場合があります。また、コンテナ単位での引き取りの場合、8㎥コンテナで12,000円〜という料金設定の業者もあります。
分別をしっかり行い、異物の混入を防ぐことで、処理費用を抑えることが可能です。
廃プラスチック類は、製造業やオフィスから排出されることが多い品目です。素材の純度や形状によってリサイクルの可否が分かれるため、処理費用にも幅があります。
廃プラスチック類の処分費用は、8〜24円/kg程度、または15,000〜20,000円/㎥程度が相場です。コンテナ単位では8㎥コンテナで20,000円〜という設定も見られます。
一方、金属くずは有価物として買い取ってもらえる場合があります。鉄、アルミ、銅などの金属は市場価格の変動により、処分費用がかかるどころか売却益が得られるケースもあります。ただし、金属付きプラスチックやOA機器などは処理に手間がかかるため、40〜80円/kg程度の費用が発生することがあります。
金属類は種類ごとに分別しておくと、より有利な条件で引き取ってもらえる可能性が高まります。
建設現場から排出される混合廃棄物は、複数の素材が混在しているため、処理費用が高くなりやすい品目です。分別されていない廃棄物は、最も処理費用の高い品目の単価で計算されることが一般的です。
建設混合廃棄物の処分費用は、10〜30円/kg程度が相場となっています。内容物によってはさらに高額になる場合もあります。がれき類(コンクリート片、アスファルト片など)は、5〜15円/kg程度で処理可能な場合が多く、リサイクル資材として再利用されることも多い品目です。
現場での分別を徹底し、混合廃棄物を減らすことが、処理コスト削減の最も効果的な方法といえます。
廃油や汚泥、廃酸・廃アルカリなどの特殊な産業廃棄物は、専門的な処理施設が必要となるため、費用が高めに設定されています。
廃油の処分費用は、20〜50円/kg程度が目安です。油の種類(鉱物油、動植物油など)や含有物によって価格が変動します。汚泥は含水率や有害物質の有無によって大きく異なり、15〜40円/kg程度が一般的な相場です。
これらの特殊品目を扱う場合は、該当品目の処理許可を持つ業者に依頼する必要があります。許可範囲外の廃棄物を委託することは法令違反となるため、契約前に必ず許可内容を確認しましょう。
【産業廃棄物処分費用の目安一覧】
| 品目 | 処分費用(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 木くず | 5〜15円/kg | コンテナ単位での引取も可 |
| 紙くず | 8〜20円/kg | 機密書類は別途対応 |
| 繊維くず | 10〜25円/kg | 素材により変動 |
| 廃プラスチック類 | 8〜24円/kg | 15,000〜20,000円/㎥も |
| 金属くず | 10円/kg〜 | 有価買取の場合あり |
| 建設混合廃棄物 | 10〜30円/kg | 内容物により変動大 |
| がれき類 | 5〜15円/kg | リサイクル可能品は安価 |
| 廃油 | 20〜50円/kg | 油の種類により変動 |
| 汚泥 | 15〜40円/kg | 含水率・有害物質の有無で変動 |
※上記は参考価格です。実際の費用は業者・条件により異なります。
産業廃棄物の処理費用は、「処分費」と「収集運搬費」の2つで構成されています。前項で紹介した品目別の費用は処分費の目安であり、これに収集運搬費が加算される点を理解しておく必要があります。
収集運搬費は、排出場所から処理施設までの距離によって変動します。明石市内であれば比較的近距離での運搬となるため、費用を抑えられる傾向にありますが、特殊な廃棄物で遠方の施設まで運搬が必要な場合は、運搬費が大きく膨らむことがあります。
一般的な目安として、4トン車1台あたり15,000〜30,000円程度、2トン車1台あたり10,000〜20,000円程度が相場となっています。距離が遠いほど、また道路状況が悪いほど費用は上昇します。
収集運搬に使用する車両のサイズや、作業員の人数も費用に影響します。大量の廃棄物を一度に運搬できる大型車両を使用すれば、運搬回数を減らせる反面、1回あたりの運搬費は高くなります。
作業員の人件費は、1名あたり3,000〜5,000円/時間程度が相場です。重量物の搬出や狭い場所での作業など、複数の作業員が必要になる場合はその分費用が加算されます。
定期的に廃棄物が発生する場合は、コンテナを設置して一定量がたまったら回収する方式を検討するのも一つの方法です。運搬回数を減らすことで、トータルコストの削減につながります。
見積もり時には含まれていない追加費用が発生するケースもあります。契約前に確認しておきたい主な項目は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 積込作業費 | 排出事業者側で積込ができない場合、業者スタッフによる積込作業に別途費用がかかることがあります。 |
| 時間帯指定料金 | 早朝や夜間、土日祝日の収集を希望する場合は、割増料金が発生するのが一般的です。 |
| 緊急対応費 | 急な依頼や即日対応を求める場合は、通常料金に上乗せされることがあります。 |
| 分別不足による追加費用 | 事前の打ち合わせと異なる廃棄物が混入していた場合、別途処理費用を請求されることがあります。 |
見積もりを依頼する際は、どこまでが基本料金に含まれ、どのような場合に追加費用が発生するのかを明確にしておくことが大切です。
産業廃棄物の処理を依頼する業者を選ぶ際は、料金だけでなく、法令遵守や信頼性の観点からも慎重に判断する必要があります。ここでは、業者選定時に確認すべき重要なポイントをご紹介します。
産業廃棄物の収集運搬を行うには、都道府県知事(または政令市長)からの許可が必要です。無許可の業者に委託することは法律で禁じられており、排出事業者も罰則の対象となる可能性があります。
許可業者かどうかは、業者から許可証のコピーを取り寄せるか、明石市や兵庫県のホームページで公開されている許可業者名簿で確認できます。許可証には、許可番号、許可年月日、許可の範囲(取り扱い可能な廃棄物の種類)が記載されていますので、自社の廃棄物が許可範囲に含まれているかも必ずチェックしましょう。
マニフェスト(産業廃棄物管理票)は、廃棄物の流れを把握し、適正に処理されたことを確認するための書類です。排出事業者には、マニフェストの交付と保管が法律で義務付けられています。
信頼できる業者であれば、マニフェストの発行・返送に確実に対応してくれます。近年は紙のマニフェストに代わり、電子マニフェストを導入する業者も増えています。電子マニフェスト対応の業者であれば、管理の手間が軽減されるだけでなく、法定の交付状況報告書の提出も自動化されるメリットがあります。
業者を選ぶ際は、マニフェスト対応の体制が整っているか、返送期限を守ってくれるかを確認しておきましょう。
見積もりを依頼した際、内訳が不明確な一括表示になっている業者には注意が必要です。処分費、運搬費、作業費などが明確に区分されている見積書を提示してくれる業者を選びましょう。
特に重要なのは、追加料金が発生する条件の確認です。「現地で廃棄物の量が増えた場合」「想定と異なる廃棄物が混入していた場合」など、どのようなケースで追加料金が発生するのかを事前に把握しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
複数の業者から見積もりを取り、同じ条件で比較検討することをおすすめします。極端に安い見積もりを提示する業者は、不法投棄などのリスクがあるため避けるのが賢明です。
明石市で長年にわたり営業を続けている業者は、地域の事情に精通しており、きめ細やかな対応が期待できます。創業年数や取引実績は、業者の信頼性を測る一つの指標といえるでしょう。
また、同業他社や取引先からの口コミ情報も参考になります。「対応が丁寧」「約束した日時に確実に来てくれる」「マニフェストの返送が早い」といった評判は、業者の実際のサービス品質を知る手がかりになります。
地域に根差した業者であれば、緊急時の対応や柔軟なスケジュール調整にも応じてもらいやすいというメリットがあります。
産業廃棄物の処理費用は、品目や量、業者によって大きく異なります。適正な相場を把握したうえで、許可を持つ信頼できる業者に依頼することが、コンプライアンスとコスト管理を両立させる鍵となります。
明石市で産業廃棄物の処分をお考えなら、産業廃棄物収集運搬業の許可を取得している「明進清掃」にご相談ください。1970年の創業以来50年以上にわたり、明石市を中心に地域密着のサービスを提供し続けています。
24時間受付のメール問い合わせと電話対応にて、無料でお見積もりを承っております。LINEによる簡易見積もりにも対応しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
金属くずや廃プラスチック類の定期回収、建設現場から発生する混合廃棄物の処理、工場移転に伴う大量廃棄物の一括処分など、さまざまなケースに対応いたします。マニフェストの発行・管理も確実に行い、排出事業者様の法令遵守をサポートいたします。
処理費用の見直しをお考えの事業者様、現在の業者からの切り替えを検討されている方も、どうぞお気軽にご相談ください。お客様の状況に合わせた最適なプランをご提案いたします。
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